2014年2月28日金曜日

『TIME観た』の巻

「人間は平等だ」というなら、
それは、
「与えられた時間」においてそう言える
と私はおもう。

気になっていたSF作品
『TIME(原題:In Time)』を鑑賞。


主役はジャスティン・ティンバーレイク、
ヒロインにアマンダ・サイフリッド。

物語を観進めるうちに、このクールな映像、ストーリー展開、
どこかで観たことある気がする・・・とモヤモヤして、
Wikiで調べていたら、ある映画に行き着いた。

1997年のSF映画『ガタカ』だ。

私は『ガタカ』を大学生のときに観て、
クールかつリアリティのある近未来描写に感動した記憶がある。
この『TIME』は、『ガタカ』を生み出したアンドリューニコル監督作品。
なるほど、撮り方も作品に流れる空気も『ガタカ』に似ている。


ストーリーは予告編でいうように、
「全ての人類の成長は25歳でストップし、残りの命の時間が通貨の代わりになる」
という大胆な設定。

遺伝子操作で25歳からは年を取らなくなる。
劇中では「3年目の25歳」とか「80年目の25歳」という言い回しをする。
この設定にすることによって、
キャストは全員若者にすることができるんだ、すげーと思った。

生まれたときから人々の左腕に「緑色に光る数字」が時を刻む。
この時計は25歳になった時点で、
自動的に残り1年となり、0になると死ぬ。

ドルなどの通貨は存在せず、
通貨はすべて「時間」。
給料は「時間」で支払われる。
コーヒー飲むのも、バス代も、ローンを支払うのも、
左腕の時間(余命)から支払わなければならない。

途中、娼婦が出てきて誘い文句でこういう。
「遊ばない?10分で1時間よ。」
最初は混乱したが、これは、
「10分間の遊戯が、貴方の時間(余命)1時間分の対価ですよ」
という意味だ。
ややこしい。


この作品で強いメッセージ性を持つ「格差社会」と「時間」と「死」は、
私自身の想像力を引き立たせ、深く考えさせるきっかけを与えてくれた。

目の前の時間を稼ぐことに必死のスラム街の人間が多くを締める世界。
わずかな人間だけが富裕層として君臨し、
数百年生きられる時間を有する。
スラム街では毎日のように人が死んでいるのに対し、
富裕層では死をも超越した人々が安全な場所で優雅に暮らしている。

しかし、富裕層の人々の中に、
身体は半永久的に衰えず、
精神だけが摩耗していくことに耐えられなくなって
「死にたい」と思う自殺願望者がでてくる。

前半は「格差社会」「時間」「死」と大分重たいテーマを、
クールな映像とスピード感のあるストーリー展開で見せていたので、
「これは名作の予感・・・!!」
と思ったのだが、
後半は逃走劇メインのアクションラブストーリーになってしまったので、
なんだか煮え切れない気持ちになった。

でも、斬新な設定と考えさせられるテーマ性なので、
SF好きはとりあえず観て損はないと思った。

小学生みたいなこというけど、
「時間を大切にしよう」っち思ったよ。

あとアマンダサイフリッドの顔は、好き嫌いはっきり別れると思うけど、
未来の世界観にあっていたし、私はタイプなのでニヤニヤしていた。


【見所シーン】
夜の海でジャスティンとアマンダが
逢い引きするシーン。
緑に光る腕の光と、海の青色との融合が
幻想的で美しかった。







2014年2月23日日曜日

『太秦ヤコペッティを観た』の巻

G-shelterで映画上映と聞き、おじゃましてきました。
こちらのイベント。
ババン!


上映された映画は『太秦ヤコペッティ』(2013年)
京都を拠点に置く映画制作会社シマフィルムが展開するシリーズ
“京都連続”の第三弾として制作されたこちらの作品。

ストーリーを1行でいうと、
磁石の家をつくる男とその周りの人たちの奇妙な群像劇。
(予告編↓グロいので閲覧注意)


今回、おおのゆうきさんの繫がりで、
主演・音楽を務めた和田晋侍さんが来沖。

和田さんの劇中での演技はとても自然体だった。
台詞は用意されたものと思えなないほど。

脇をかためる役者さんたちも個性豊かな面々で、
スギムさんや福本清三さんが出ていることも見所のひとつ。

タイトルの「ヤコペッティ」とは
イタリアのカルト映画「世界残酷物語」の
グァルティエロ・ヤコペッティ監督の名前からの引用。

期待を裏切らない残酷描写に性描写、
カルト映画好きにはたまらない作品。

映画上映後は、
トークショーと和田さんの引き語りでした。



劇中では牛を切り刻んだり、
平気で人を殺す主人公だった和田さんでしたが、
イベントが終わって話したら、
気さくで優しい方でした。

いい刺激になりました。
ありがとうございます!

2014年2月22日土曜日

『javieに苦戦!』の巻

アニメ制作も描いた絵をただ並べるだけの手法だと、
表現にもクオリティーにも限界を感じた今日この頃。

アニメを気軽に作れるソフトを探していた。
本来はAfter Effectsが一番優秀だと思うのだが、
以前ダウンロードした体験版の試用期限が切れてしまい、
Cloud版を購入する金銭的余裕もないので、
それに代わるフリーソフトを探していた。

調べると一番最初に来る「AnimeStudio」は以前少しいじってみたが、
なんともインターフェースが馴染めなかった。

慣れるかなぁと思って、
根気よく触ってみたものの、
あのタイムシートを縦に並べていく感覚が
しっくりこない。

最近もずっと探していたのだが、
しばらく立ち往生の日々が続く。
やっとそれらしきソフトを発見した
「Javie」だ。


それまでのAfter Effectsライクの動画加工フリーソフトの主流は
「NiVE」だったが、この「NiVE」はMacに対応していなかった。

そこで公開されたのが、
Macにも対応しているフリーソフト「Javie」。
インターフェースはAfter Effectsそっくりなので、
AEを一度触った人ならとても分かりやすい。

さっそくダウンロードして使ってみる。
「Pixelmator」という2000円くらいの描画ソフト
(これ買うときもめっちゃ悩んだ)を使って描いた絵を、
psd形式(Photoshop形式)で保存して、Javieにドラッグ&ドロップ。

読み込み中の表示が出たと思ったらブツンッとソフトが落ちた。
その後何度もpsd形式を読み込ませようと試みるも、やっぱり落ちる。
ううぅ〜なんでだ〜と1人部屋でうなっていた。
様々なサイズで実験したり、インストールしなおしたり、バージョンを替えたり、再起動したり、ありとあらゆる手を駆使したが、やっぱりpsd形式を突っ込んだ瞬間に落ちる。

アルファ版だしオープンソースだし、しゃーないなー。
こういうときいつも納得するまでとことん試してしまう。
めちゃくちゃ遠回りなことしたりもしょっちゅうやけど、
もし解決出来なかったとしてもいいから、
とりあえずやってみることを大切にする。


もう諦めて、png形式で進めていくことに決めた。
png形式でも何の問題もないのに、
なぜそこまでpsd形式にこだわっていたのかと冷静になった。

なんで出来ないんだ!と追求してしまうクセは、
時間かかるし精神も体力も使うので、
時と場合を選んで発揮したい。

ともかくこれで、
安価で手軽にアニメーションを制作できそうな環境は整った!
おそらくこれから先もシステムの問題とは格闘していくことになるだろうけど、
それも含めて楽しみだ!!

あと全然関係ないけど、
昨日居酒屋で牡蠣をごちそうになりました。
泣きそうなくらい美味かったです。
いやちょっと泣きました。
ごちそうさまです。


2014年2月21日金曜日

『フィンランドの世界一まずいアメ』の巻

バイト先の後輩が卒業旅行でフィンランドに行ってきた。
フィンランドっち北欧よね?さむいんやろぅなー。
「オーロラ見えた?」っち聞いたら、
帰りの飛行機からギリギリみえたらしい。
TV的にいうと「誰もが諦めかけた、そのとき!」だね。
そんな彼女が、フィンランド土産に買ってきてくれたのが、
ムーミンのチョコとこちらの飴。


一見するとタバコのような外見。
怪しいパッケージの横に後輩からのメッセージ。


「勇気のある方はぜひどうぞ」に怖さを感じる。
こういう文章が添えられているときは
大抵ヤバいもんだと過去の経験から分かる。
試しに中を観てみると真っ黒なひし形の飴がびっしり入っていた。
(写真参照)


匂いは無臭。
思い切って口の中に放り込んだ。
もぐもぐ・・・
梅っぽい渋い味が来て、
「あぁなんだ梅の渋さだけを抽出したような味だなぁ」
と思って油断した次の瞬間、
洗顔フォームを間違えて口に入れてしまったときような気分に支配された。

うわぁぁぁぁ!!

薬みたいな嫌な味が口一杯に広がる。

これはダメだと思い、吐き出そうかと考えたが、
少し舐めてると案外慣れてきた。

人はすぐに慣れる生き物だ。
すげーなぁーと関心した日だった。

2014年2月20日木曜日

『濡れる2月の街道』の巻

先週は道に咲く桜に春を感じ、
アツくなったなぁと思ってたら、
再び長雨で気温も下がる沖縄の夜。

真栄原のサンエーに、食料を買い出しにいく。
傘に強く打ち付ける春先の雨は、
アスファルトを跳ねて、ズボンを濡らす。

そういえば昨日も雨で、
朝日を浴びようと玄関を開けて背伸びをしていたら
交尾中の猫と目が合ったことを思い出した。


この2匹朝っぱらから道ばたで、
何度も身体を重ねていた。

しかし真栄原は道路の水はけがとても悪い。
下水環境がよろしくないのだ。
以前も家の前が湖みたいになっていて、
原因を突き止めたら、排水溝に大量のゴミが詰まっていた。
濡れながら取り除いたのが懐かしい。

サンエーの帰りに
レンタルショップ「ビデオシティー」に立ち寄る。
普段はガラガラなのに、
今日はコンビニ並に人がいるではないかビデオシティー!
こんなに人がいるビデオシティーを初めてみた。

学校帰りの男子中学生、AVを大量に借りるおっさん、
やたらと店員に絡む青年、いやーやっぱ落ち着くわー。
店員のやる気のない感じがいつもに増してすごかった。

雨の日のローカルビデオ屋は情緒があって大好きだ。





旧作映画コーナーに行くと
女性がひとり恋愛映画の棚を眺めている。

肩まで伸びた黒髪が雨で濡れている。

私は『バタフライエフェクト』でも久しぶりに観ようかと
手を伸ばすと、ちょうど横の女性もそれを取ろうとして、
2人の手が触れ合った。
彼女の冷えきった指先にハッとした。



私「あ、すみません。」

女性「いえ、こちらこそ。」

私「あの、この映画面白いですよね。」

女性「え?」

私「あ、観ました?」

女性「いえ、なんとなくおもしろそうだなぁと思って。」

私「これはオススメですよ。タイムパラドックスものなのですが、
  最後まで飽きさせない演出と切ない結末はこんな雨の日にピッタリでしょう。」

女性「あ、詳しいんですね。」

私「あ、好きなんで(照)」

女性「(微笑)」

私「メシ食いました?」

女性「え?」

私「もしよかったら、そこのジョイフルいきませんか?」

女性「あ、でも私これから彼氏の家に行かなきゃ・・・。」

私「コーヒー1杯だけでもだめかなぁ?」

女性「うーん・・・じゃぁ一杯だけ。」

私「ありがと、とりあえずこれ借りてくるね。」




このへんで妄想が終わった。
SF映画『TIME』をレンタルして帰った。


2014年2月19日水曜日

『イエスマン"YES"は人生のパスワード』観たの巻

ジムキャリーが好きなんです。
気になってた作品。
それがこの『イエスマン"YES"は人生のパスワード』


ヒロインは、ズーイー・デシャネル。
この作品の翌年公開された『(500)日のサマー』のサマー役といえば、
ご存知の方も多いはず。


ストーリーは、ジムキャリー演じる主人公カールが
不運続きの人生に自暴自棄になっているところから始まる。
離婚、昇進取り消し、親友との喧嘩、
ネガティブに考えれば考えるほど、
ますますうまくいかなくなっていく。

そんな沈んでいる彼を、
ある日無理矢理自己啓発セミナーに誘う奇妙な友人。

最初は更々行く気などなかった彼だが、
ある日藁をも掴む思いでセミナーに参加する。

そのセミナーの教えはとてもシンプル。
「物事の全てに"YES"という」こと。
その誓いを立てた彼は、その日から"YES"を実践する。
彼の人生は大きく変わっていく・・・。

ストーリー展開は、ファンタジーみたいだけど、
ジムキャリーのコミカルな演技がそれにマッチする。
「ジムキャリーお決まりの方程式」が
しっかり構築された映画であることは間違いないが、
そこにズーイーが絡んでくることにより、
映画全体が深みを増していく。
ズーイーは100分ほどの映画の中の世界で、
女性が持つ様々な特性を表現する。

出会ったときの幼い表情、
バンドのヴォーカルで歌うときのミステリアスな表情、
次第に主人公に好意を抱いていく女性の表情。
映画を通して、
綺麗になっていく彼女の姿が確かにおさめられている。

自己啓発セミナーっていう響きが怪しいし、
わざと大げさにコミカルにセミナーを描いてるんだけど、
いいたいことっていうのは、
根源的には一緒だとおもう。

「自分の考え方次第」
というメッセージ。

思考は行動を司る。
だったら「NOだった思考をいっそ全てYESに替えば見えてくる世界が変わる」
という荒療治だ。

全てを受け入れ、全てを実行した彼は、
いままで見えていなかった無限大の可能性に気付く。
それと同時に、その可能性を潰していたのは自分自身だったことにも気付く。

テンポ良いし内容分かりやすいし、
映像POPだから見やすいYO。

ズーイーがヴォーカルを務める劇中のバンド、
「ミュンヒハウゼン症候群」がとても自分好みだった。

最後に、その中から一曲お届け。
『Uh Huh(Who are you)』


2014年2月18日火曜日

『YES!素敵な休日クリエイト!』の巻

戦友、高山が泊まりに来た。
沖縄マラソンを走るために遥々雪の積もる大阪からやってきた!
昨日のマラソンは無事完走。
筋肉痛もそんなにないみたい。
バナナを頬張る高山。

足をマッサージする高山。


そんな高山となるべくお金を使わずに休日を過ごす作戦を考え、
家で肉パしようとなった!
肉屋「イバノ」で半額肉を購入ぅぅぅぅぅぅ!!


下ごしらえに塩こしょうを振る。
オリーブオイルと刻みニンニクをフライパンで加熱。
強火で表面はカリッと、中はレア目に仕上げるのが好み。
バルサミコ酢でさっぱりといただいた。


ステーキを満足げに焼く高山。



豚肉と細切れ牛肉も高温で焼いて、キャベツの上に盛りつけ。


前から気になっていた、ジムキャリー主演映画『イエスマン』を見ながらのランチ。
オリオンビールとステーキの相性は抜群。
数ヶ月ぶりのステーキに舌鼓。
久しぶりに休日らしい休日を体験出来た。
そんな機会をくれた高山に感謝。


『イエスマン』のズーイー・デシャネル可愛かったなー。



 夜はタクミが企画してくれたJAZZ研のセッションに行った。
そのあとジョージがうちにメシ食いにきて、味噌ラーメンを作った。
肉と野菜は昼の残りで、自家製煮卵も添えた。
当麻紗綾でいうところの「ばかうま〜!」だった。


家でこんなにも幸せな休日がクリエイトできるのかと実感できた。
「素敵な休日」をつくりあげる行為も楽しいと思った。
センキューマイフレンンド!!

2014年2月17日月曜日

『アサイラムを楽しム!』の巻

桜坂アサイラム2014に初出演することになった。
桜坂アサイラムとは、那覇市の歓楽街である通称「桜坂」周辺で、
毎年行われている音楽の祭典。
県内外から総勢80組のアーティストが集まり、
今年は我如古ファンクラブの拠点、G-shelterも会場のひとつとなった。

我如古ファンクラブは今年アサイラム初出演。
15:00から出演だったので、
13:00にバイト終わった私はマッハで帰宅し準備して、
会場のOutputへ向かった。
14:00過ぎについて、バタバタ準備。

セトリ確認して着替えて、
洗面台でコンタクトレンズをつけようとおもったときに手が滑って、
片方を流しにコンタクトを落としてしまった。
しばらく探したが見つからず、
黒澤さんからコンタクト借りて付けてみるものの度が合わず、
しゃーないから片目だけ付けてライブすることに!

客入りが心配されたが始まってみると
けっこう来てくれていて嬉しかった。

来ていただいたみなさんありがとうございます!

KiNGONSはいつも通りのパワフルなステージ運びでした。
MCの「じゃんけんで勝ったら宿泊費500円引きのホテル」の話は笑った。
沖縄らしいエピソード!

teaはみんなボブマーリーのTシャツで揃えて「ヤーマン」を連呼してた。
「しびれる右手」とか「バナナ」のようなファンクな曲は、
大人数で演奏すると見応えがある。


オストアンデルというバンドはYOUTUBEで以前見ていた。


現在はteaで活動中のGtVo.もーりーさんとDr.ヨシトさん、
そして東京でソロ活動中のyukaDさんのスリーピースロックバンド「ostooandell」
2010年に解散。
http://natalie.mu/music/news/37281
(ナタリーより引用)

そのyukaDさんを生で、ソロで、お目見えするのは今回が初めて。
「休日の午前中ソング系」としてはかなりよかった。
朝日が差し込む窓辺で、
蜂蜜をたっぷりかけたパンケーキと、
濃いブラックコーヒーが飲みたくなった。


そして、385!!

タクミとステージ中央を陣取って爆音を体中で浴びた。
飛び跳ねたなー。
385の音楽は右脳オンリーで感じることによりその世界観に陶酔できる。
ミヤさんの頭の中から飛び出したイマジネーションが緻密な爆音に乗って
脳みそに突き刺さってくる。
ミヤさん途中から声が変になって、
「こえがぁぁぁ〜」ていってるミヤさんかわいかった。

というわけで、今回はいろんな経験できてよかった!
反省点もさらえたし、次のライブは少し開くので充電期間と思って精進する。
精神的にも肉体的にも技術的にも向上した自分を見せます!

みなさんありがとうございましたー!

2014年2月16日日曜日

『失恋ソングは麻薬のように』の巻

バレンタインも終わり、冬から春へ。
沖縄の桜は一足先に色づいている。

寒さもピークを越え、旅立ちのこの季節。
冬の初めに聞こえた恋愛成就の声とは一変して、
周りで耳にするのは、「ふられた」「別れた」などの言葉。


来たる春の新たな生活に備えて身支度にいそしむ人もいる。
1月のめでたい気分から一転、
2月から訪れる「失恋シーズン」が今年もやってきた。

先日も失恋した後輩とカラオケに行った。
周りの部屋から漏れてくる唄は失恋ソングばかり。
カラオケなんか行きたくないと頑に拒んでいたのを無理矢理連れてきたのだ。
「失恋したら歌って気持ちを晴らす」行為は、
おそらく太古から変わらない。

失恋した人とカラオケに行くときは、
失恋ソングだけを歌っちゃだめだ。
まず今の気持ちを失恋ソングで素直に吐き出させる。
次に楽しかった記憶を懐古しながら彼女(彼氏)との思い出の曲を歌わせ、
最後は気分が前向きになれる曲で相手を励まして締める、という流れだ。



私が失恋したときにヘビロテしてたのは、
jujuの『この夜を止めてよ』『さよならの代わりに』
SEAMOの『マタアイマショウ』


失恋ソングの歌詞って普通の精神状態だと割と聞き流すのに、
失恋NOWの人が聞くとグッと入り込んでくるから怖い。
聞いてると「あー分かるわー」「そうそう本当それ」「あんた天才」
とか歌手に対してつぶやいてる。
気付けば数曲を貪るように無限ループ。
まるで麻薬。

厳密にいうと失恋ソングではないがやたら心に響くのが、
風味堂の『ナキムシのうた』

 

失恋ソングって「失恋したことを歌った曲」だけを意味するのではない。
どんなアップテンポで楽しい曲も、彼女(彼氏)との思い出の曲であれば、
それはもう立派な失恋ソングになるのだ。

これからの季節どんどん聞こえてくるだろう。
別れ、旅立ち、失恋ソング。

でもこれだけは言える。
失恋や別れを経験して、人は成長する。
だから今心破れている人へ。
前向きにいこう。

2014年2月14日金曜日

『ふたつのフィギュア!』の巻

ソチオリンピックでフィギュアスケートが行われた今日、
私は別の「フィギュア」を見ていた・・・。

香川から大学時代の後輩「おびける」が来てると聞き、
22:00ごろかりむらさんちに行くと、
2人はアニメを見ていた。



なにこれ!?
スク水についてめっちゃアツく語ってる!



なんか変なのでてきた!!
放課後電磁波クラブやん!!

エロアニメか!?
と思いきや、聞くと、
田村ゆかりなど大物声優を起用してる気合いの入った作品だった。

TVアニメ『のうりん』公式サイト
http://www.no-rin.tv/

実際、腰を据えて観てみると、かなり中毒性がある。

 アニメ好きの彼らは6時間もアニメを見ていたらしい。
おびけるはアイドルマスターのTシャツを見せてくれた。


劇場版のTシャツだとアツく語っていた。

夕食も食べずにひたすらアニメを見ていたらしいので、
メシを食いにいった。
宜野湾市「だいじろうSELECTION」の濃厚醤油ラーメン


かなり久しぶりのラーメンは、
感動する美味さだった。

メシを終え、泡瀬の「まんが倉庫」へ。
フィギュアコーナーへ一直線の2人についていく。

おびけるが、自分の部屋はアニメグッツだらけと話すので、
写メを見せてもらったが、かなりの数だった。


しかしマンガ倉庫のPOP(というかブース)の
クオリティーの高さには目を見張る。


けいおん、エヴァ、ジョジョと、プロの仕事に見とれていると、
おびけるが私に話す。

「もう少しで買うところだったよ・・・」

「え、なんの話?」と話を聞くと、
『STRIKE WICHES』というアニメの
シャーリーというキャラクターのフィギュアがあって、
値段も手頃だったので購入しようとしたが、
「開封済」の文字を見て即やめたというのだ。

「なんで開封済みだとダメなの?」
と聞くと、
「誰にどこ舐められてるかも
何カケられてるかも分からないだろ!」
といわれた。

意味が分かった。
フィギュアをそういう(性的発散の)用途に使用する一部の人がいるから、
開封されている時点でアウトだというのだ。

外見が綺麗ならなにげなく見過ごしそうな「開封済」の表記のウラには、
私には想像し得ない暗号が隠されていた。

フィギュアを愛でる人たちにとって、
開封済みかどうかは、
フィギュアが「処女」であることを裏付けるためのアイコンなのだ。

それが好きな人と行く買い物は、
自分の知らない世界を知ることができて楽しい。

それはそうと、
ソチ五輪のフィギュアの方はどうなったんだろう・・・?

2014年2月13日木曜日

『鉛筆転がして1000万円!』の巻

新庄剛志のつづき。

本業の野球以外でも、彼の伝説は様々ある。
その中のひとつに2004年の、
「クイズミリオネアで
鉛筆転がして1000万円獲得」
がある。
(ニコニコ動画より)


これはリアルタイムでTvで見ていた。
(記憶があいまいなので以下内容が違ったらすみません。)

序盤の問題は普通に答える新庄。
後半、ライフラインも全て使い果たし、
彼は鉛筆を取り出す。
(たしかラスト3問くらいだったと思う。)

そして「これ(鉛筆)に賭けます!」
みたいなことをいって
本当になんでもない普通の鉛筆を転がした。

そこで出た目は「C」。
悩んだ末、鉛筆に従い「C」でファイナルアンサー。
これが正解する。

そしてラスト2問。
この問題も分からない新庄は再び鉛筆を転がす。
鉛筆は再び「C」を示す。
2連続のCに困惑する新庄。
意を決して「ファイナルアンサー」すると、
みごと正解!

ついに1000万円の問題に挑戦。
またもや鉛筆を転がす。
出た目はなんと「C」!!
3連続の「C」に騒然となる会場。
深く考え抜いた末、鉛筆に運命を託した新庄。
「C」でファイナルアンサー。
深い、深い、みのもんたのタメの後・・・

正解!!

うれしさのあまり、スタジオ応援の坪井選手に飛びつく新庄。
幻のサヨナラ打のときのようだ。

その他にも彼にまつわる話はたくさんあるが、
気になる方はググって下さい。

ちなみに現在の新庄を調べてみたらこんな動画を発見。


なにも変わってなくて、また元気もらいました。
ありがとう新庄!

2014年2月12日水曜日

『記録はイチローくんにまかせて、記憶はボクにまかせて』の巻

ふと「新庄剛志」のことを思い出した。
元プロ野球選手であり、公私に渡り数々の伝説を残した男である。

新庄剛志を知ったのは彼が阪神タイガース時代。
私の父が兵庫県だったこともあり、なんとなく阪神ファンで
小学生の頃、TVで流れる阪神戦を見ていた。

そこで一際目立っていた存在が、
赤いプロテクターがトレードマークの新庄剛志選手。

彼はプロ野球選手として「ファンを楽しませること」をイチに考え、
実行できる実力を持ち、
それを堂々とやってのける。

その代表的なシーンがこちら。



1999年6月12日の巨人戦。
4-4の同点、12回ウラ1死1.3塁。
ヒットが出ればサヨナラ(勝利確定)の場面。
打席に登場したのは新庄。
巨人のピッチャー槙原は、
この日絶好調だった新庄との勝負を見送るために敬遠する。
フォアボールで出塁だと誰もが思っていた。
しかし彼はこの大舞台で、誰もが想像し得なかった行動にでた。
「敬遠球を打った」のだ。
彼の意表を付いたスイングは、
左中間を抜けるサヨナラ打になり、
阪神はこの試合に勝利。

新庄はヒーローインタビューでこういった。
「明日も勝つ!!」
しびれた。

そして、
2004年オールスター戦でのホームスチール。
http://www.youtube.com/watch?v=xFtixy2X0HA#t=62

ホームスチールとは「本塁への盗塁」のことで、
成功すれば1点はいる。
しかしながら、球を常に掌握するキャッチャーのお膝元にある本塁に
ホームスチールするなど、中々できることではない。
ましてやオールスター戦。
3塁走者の新庄は、バッテリーほんの一瞬の隙をついて見事に成功させる。
本塁の上で手をバタバタさせ喜びを体中で表現する!
「やったー!!」

そして
同2004年には『幻』のサヨナラ満塁ホームラン。
http://www.youtube.com/watch?v=hKSVWzQTuXE#t=78
なぜ幻なのかというと、ホームラン打った後、
嬉しさのあまりに前の走者と抱き合ってクルクル回ってしまった。
これが追い越しの形と見なされ、シングルヒット扱いになってしまった。
(サヨナラには変わりなかったが。)

http://www.sponichi.co.jp/baseball/special/calender/calender_september/KFullNormal20070820153.html
(スポニチAnnexより)
この記事が書いているように、新庄にとって、
ホームランかどうかなんてどうでもよくて、
チームが勝てたことに心から喜んでいた。

印象に残っているのは奇抜なプレーばかりだが、
もちろんちゃんとしたファインプレーも多い。
ただ人並みはずれたファンサービス精神と、
奇抜な発想を実行してしまう行動力が彼の最大の魅力。
野球がそんなに興味がない私も新庄がプレーしていたらチャンネルをとめた。

「記録はイチローくんにまかせて、記憶はボクにまかせて」
という新庄の名言通り、
今でもたまに思い出す新庄剛志。
なんか元気もらえるんだよなー、この人見てると。



2014年2月11日火曜日

 『ペイデイは大忙し!』の巻

今日は「Payday」だったので、
午前中に給料取りにいって、
モスバーガーに行って、
なかなか飲めない高級な飲み物、
クラムチャウダーを飲んだ。
モスバーガーのクラムチャウダーは本当に美味い。
コショウを少々いれて、
熱いうちに飲み干す。

買い物して、お米、ネギ、チョコ、食パンを調達!
Yeah!豪華!!

昼飯は昨日のカレー。
2日目のカレーってなんであんなに美味しいんだろう。
今日も島らっきょう生やした。


途中でサランラップの芯が切れた。
サランラップの芯って堅くて丈夫そうだから、
何かに活用出来ないかといつもアレコレ考えるのだが
結局捨ててしまう。
でも今回は、ちょうど絵筆入れがないことに気付いたので、
再利用して手を加えて絵筆入れにした。


映画レビュー書いて、曲作って、
エンジンオイル替えて、洗濯して、気付けば夜。

モルソでバレンタインカフェをやってると知り、
22:30ごろ家を出て、ジョージを誘ってモルソに行った。
モルソで信号機みたいな可愛いチョコをもらった。
やったぜ!!

「マシュマロおばけココア」を注文したら
可愛くデコレイションされたココアが出てきた。
溶けながらジッとこちらを見てる姿が愛おしい。
スプーンの埋まり具合に驚いたが、美味だった。

散々バレンタインらしからぬトークで盛り上がった。
ジョージの車にのって帰ることになったが、
ジョージはお酒のんだため、
私が運転することに。
ジョージの車はマニュアル車だ。
私はマニュアル免許を取得しているものの、
もう何年もマニュアル車を操作したことはない。

1年ほど前同じ状況になり、
クラッチの操作を忘れており、
結局発進すらできなかった記憶がある。

でも、今日の私は自分に言い聞かせてみた。
「わたしは絶対マニュアル車を運転できる。」と。
そしてギアチェンジをスムーズにしながらエンストもせず、
路上を走っている自分自身の姿を強くイメージすることに努めた。

前回のエンストした記憶は絶対にイメージしないようにして、
成功するイメージを想像することだけに集中した。

すると、あれだけ発進時に手こずっていた前回だったが、
今回は1度もエンストすることなく、発進できたのだ。
大通りに出ても、上手くギアチェンジに成功し、一度も止まらなかった。
しかし最後の駐車のときに何度もエンストしてしまった。
駐車のときのイメトレを忘れていたのだ。
それでもなんとか自力で駐車した。

脳内に強く「成功」だけを再生し、自分をイメージ通りに行動させる。
これを実践できた貴重な体験だった。

今回分かったことは2つ。
「成功するイメージを強く持つこと」と、
「マニュアル車は定期的に運転すること」

2014年2月10日月曜日

『うちのかみさんがねぇ、大ファンなんですよ。』の巻

フジテレビ系列ドラマ『古畑任三郎』が昔から好きで、
中学生のときはドラマの前説(古畑がトップライトの下で語るオープニング)を
モノマネしてテープに吹き込んでは聞いていた。(消したい過去)
大好きな『古畑任三郎』のモチーフとなった作品、
『刑事コロンボ』を見始めたのは、
大学生のとき。

1962年に開始された本シリーズは『新刑事コロンボ』もあわせると、
足掛け40年の長寿シリーズとなった。

『刑事コロンボ』にはアクションも銃撃戦も性描写もグロシーンも出てこない。
最初に富裕層の犯人が殺人を犯す。
一見すると完全犯罪にみえるのだが、
コロンボは、現場に残された数少ない手がかりを頼りに、
犯人との激しい心理戦を繰り広げながら、徐々に真実をたぐり寄せていく。

コロンボはロス市警殺人課のデカ。
口癖は「うちのかみさんがねぇ〜」など。
ヨレヨレの背広とレインコート、
髪はボサボサで青髯を生やし安葉巻をふかしながら、
背中をまるくして考え事をしている。

一見するとダメ刑事にしか見えないが、
とぼけた質問をしながら犯人の懐に潜り込み、
ひとたび標準を絞ると、
徹底的に裏を取り、どんな些細な矛盾点も見逃さない。
執拗に事件の真相を究明するその姿は、
犯人たちに厭われ、周囲からは変人扱いされる。
目を付けられたら最後、証拠をつかんで逮捕するまで絶対に犯人を放さない。

今観ても全然色あせない犯人との心理戦。
ピーター=フォークは名優だ。彼そのものがコロンボだ。

コロンボに関しては、やっぱり日本語吹き替えで観たい。
旧シリーズのコロンボの声優は小池朝雄さん。
とぼけた演技もシリアスな演技も両方うまい。
古くさい言い回しとかがたまらなく好き。

今回観た『パイルD-3の壁』『黒のエチュード』(1972年)の2作は、
どちらも名作だった。

『パイル〜』の方は、ピーターフォーク自身が監督を務めた意欲作。
工事現場を使っての大掛かりなロケが重要な見せ場だが、
それ以外にも、
ギリギリまで犯人に追いつめられるコロンボや、
健康のために葉巻をやめようか悩むコロンボなど、
見所はたくさんある。

『黒のエチュード』は96分の大作。
犯人はクラシックオーケストラの指揮者なのだが、
LIVEハウスみたいなところで演奏しているシーンの、
JAZZの曲がかっこいい。なんて曲だろう。

『古畑任三郎』のEPISODE33『絶対音感殺人事件』は
この『黒い〜』から強い影響を受けているので、古畑好きは楽しめるかも!

めまぐるしい現代映像社会の中で、
たまにはこの長雨のような、
シットリした会話劇の刑事ものも良いものですよ。

2014年2月9日日曜日

『隠れた名作!ライジングインパクト』の巻

日本列島は雪で一大事みたいですね。
みなさんくれぐれも事故にきおつけて!

現在、週刊少年マガジンで絶賛連載中の鈴木央氏の「七つの大罪」

舞台は中世のイギリス(たぶん)で、少年マンガの王道である「冒険もの」。
けっこう人気らしい。

私は連載される前の読み切り作品のときに、
たまたま食堂で読んだ。
そのときは、
「鈴木央先生の読み切りだ!」と思い食いついた。
「おー、やっぱ先生の画風は中世の世界観にマッチするなぁ」
「しかしさすが読み切り、ストーリーの圧縮率が想像以上だ!」
と思った。

で、結局連載されてからはまだ読んでないので、
そろそろ読む!


央先生と私の出会いはたしか中学生のころ・・・
週刊少年ジャンプで連載していた、
「ライジングインパクト」に
猛烈にハマった時期がある。

私がハマったときにはもう連載は終了していたので、
単行本を古本屋で立ち読みしてハマった。

小遣いをもらうたび、古本屋で1巻ずつ買った。
この「ライジングインパクト」はゴルフマンガなのだが、
いっさいゴルフに興味ない私が観ても充分に楽しめた。

央先生の描く絵は、タッチが綺麗で、繊細で、
当時読んでたどのマンガでも観たことのない、
暖かさがあった。

この作品は小学生の主人公ガウェインがゴルフに出会い、
天性の才能を駆使しながら、
人間離れした技を繰り出してくるライバルと対峙しながら成長していく
スポーツマンガなのだが、
まず主人公がカワイイ。
福島弁丸出しの金髪ハーフでプニプニしてる男の子。


当時ライジングインパクトにハマりすぎて、
ガウェインが好きすぎた。
自分が唯一恥ずかしかった「中二病」の記憶として覚えているのは、
「当時好きだった女の子に福島弁でメールを打ってた」ことだ。
相手の女の子はやさしかったから
「面白い言葉遣いだね」と返信してくれたが、
生まれも育ちも大分県の私がヨソの方言を使うことに対して、
「何コイツ」と思ったに違いない。
これは今思い出しただけでも恥ずかしい(笑
でもそれくらいハマってた。

自分が描く絵も、央先生の影響を受けてる。
あのような繊細な線はかけないが、
可愛らしさを学ぼうと必死に模写したことは覚えている。

単行本に収録されてる「おまけマンガ」も充実していて、
単行本を購入するファンにとって嬉しい特典だったはず。

しかしこの作品、波瀾万丈でして、
開始2クールで突然の打ち切りを食らっているのです。
その後、ファンの強い要望により、
設定そのままで、再び連載されるのです。
結局その後また打ち切りにあうのですが、
wikiにも書いてあるように、
打ち切られて完全な続編として再連載した作品
は本作だけらしいっす。

つまり、「作品の面白さ」が「ファンの声」となって、
「なんらかの大人の事情」をかき消した作品。
やっぱ何度読んでも面白いんよー。
でも何度読んでも、
最後のこれから盛り上がっていくのに、
唐突に早送りになってバスッと終わる感じが
切ない。

なんか「七つの大罪」もすげー読みたくなってきた!
読もぉっと!

2014年2月8日土曜日

『ソチ五輪開幕!』の巻

TVが映らなくて困ることといえば、
時事ネタがいっさいわからないことだ。
ネットでニュースをチェックしたり、
情報収集を自発的にしないと浦島太郎状態になってしまう。
「そういえば、冬期オリンピックっていつからだっけ?」
と思い調べたら、ちょうど開会式だった。
関連記事を調べていたら、怖い記事を発見。

トルコ機ハイジャック「ソチ行け」要求の男拘束
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140208-OYT1T00185.htm
(YOMIURI ONLINE)

9.11を連想させる事件で、ゾッとした。
オリンピックなどの国際的祭典が行われる時期には、
こんな物騒な事件がチラホラ発生する。
ハリウッド映画ではありがちなストーリーだが、
現実世界にはシュワちゃんもニコラスケイジも
ハリソンフォードもいないので勘弁してほしい。
そんな緊張感漂う記事の後に目にした、日本の五連関連ニュース。

新潟で曽地オリンピック
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140208/k10015112041000.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
(NHK NEWSweb)

新潟県柏崎市に曽地(そち)という地名があるらしく、
同名にちなんで町内会が「曽地オリンピック」を開催した。
競技種目は「あっち向いてホイ」ならぬ「曽地向いてホイ」など、
老若男女が楽しめる内容。
いいねぇ〜。

この報知新聞の記事も読んでほしい。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20140207-OHT1T00054.htm
なんかホッコリする。

田舎のこういうとこ好き。
日韓ワールドカップのときにも、
我が地元、大分県の中津江村が
カメルーン代表を「おもてなし」する姿が
全国的に有名になったことを思い出した。
中津江村はもう本当に過疎化で高齢化で、
小さな自治体なんだけど、
なんかその実直な一生懸命な感じとかが
新鮮に見えたんじゃないかな。

田舎の良さって、
なんかこういうホッコリするとこやと思う。
上手くいえんけど、なんか島社会の暖かさっていうか、
弊害もいろいろあるけど、
こういう国際的催事にホッコリさせてくれる地方が好き。

2014年2月7日金曜日

『ワールドウォーZ』観たの巻

(ネタバレ注意!)
観たいなぁー観たいなぁーっち思ってたら劇場公開終わってて、
「あーあ」っちなっちょったけど、
やっと観ました。ブラッド=ピッド主演『ワールドウォーZ』。

『ワールドウォーZ』予告編

「地球規模で起こるなんかよくわかんない脅威から逃げるブラピ一家、果たして助かるのか!?」的な、なんとも抽象的な予告編になっちょんけど、これ、
ゾンビ映画です。

なんでこんな予告編にしちょんのっち?
それは日本の映画配給会社が、
少しでも多くの日本人にこの映画を観てもらうには、
ゾンビ映画であることを極力伏せた方がよいと判断したから。
らしいっす。
ゾンビ映画として宣伝すると、
ゾンビに対する「B級ホラー」的イメージを持たれて
客足が遠のくことを恐れたんだろう。
たしかにそうやなー。

この映画観ると分かるけど、めちゃくちゃ金かかってます。
「ゾンビ映画って低予算で撮れるから素敵!」
ていう概念ぶちこわして超絶金かかってます。
だから配給会社も慎重にならざるを得なかったのかと。

開始5分で、ゾンビ出てきた。
この展開の早さにまず驚いた。
そしてゾンビの俊敏さに驚いた。
ロメロが「走るゾンビ」観て、
「あんなのゾンビじゃない!」っち怒ったらしいけど、
この映画に出てくるゾンビは、
全速力で走り、しかもすごい勢いで跳んでくるんよ。
その機動力たるや、いままで観たどんなゾンビよりも元気やった。
しかも感染して10秒ほどでゾンビ化するから、
あっというまに地球オワタ状態に。
こえー!

感染について、ゾンビについて
説明してくれるシーンが多くて、
分かりやすさを求める日本人にはとても見やすいと思う。

物語の展開もフラグ(伏線)を回収するスピードも
めちゃ早いけん、観てて飽きない。
ただ飛行機のシーンをピークに、
後半少しダレるのが辛抱どころ。
「最後らへん寝ちゃった」て人も少なくないはず。

ウイルス学者の銃が暴発して自滅するところが一番笑った。

最近、ブラピ観てもデカプリオ観ても、まず最初に
「老けたなぁ・・・でもかっこいいなぁ」と思うこの気持ちは
この先ずっと続くのかなぁ。


2014年2月6日木曜日

『宇多田ヒカル再婚。So goodbye happiness...』の巻

私の音楽世界の深層には様々なアーティストの影響があるが、
その中でも「宇多田ヒカル」は最も影響を受けている人物の一人である。

TVから流れてきた「First Love」を聞いて、
今まで聞いたことのない音楽に、当時小学生だった私の全身が震えた。


母は宇多田ヒカルがTVに出ると必ず
「藤圭子の娘なんよね、この娘」
という。
そして
「藤圭子は流しで極貧生活を送り
不遇な幼少期を乗り越え歌手になった苦労人だ」と
繰り返し滔々と話す。
「この人は親戚なのか?」と思うくらいの親近感で
詳細に語るから不思議だ。
おかんのこういう引き出しって
ワイドショーとか波瀾万丈人生的な番組で取り上げられたのを
バッチリ覚えていて何か関連する事柄があると
自動的に引っぱり出してくるシステム。
これオバちゃんの会話の特性なのか?

それはいいとして、
この「First Love」で衝撃を受け、
その後彼女の音楽を聞きながら
青春時代を過ごす日本人の一人となったわけだ。

一番心に残ってるナンバーは『Addicted to you』
地元の本屋でCDを購入して、
クリスマスプレゼントで買ってもらった
バカでかいCDプレイヤーで
チャリンコかっ飛ばしながら聞いていた。

歌詞の内容もろくにわかんないのに
「だけどそれじゃ苦しくてー!」
「毎日会いたくてー!」って歌ってた。

我々リスナーとともに彼女も年を重ね、
2002年、彼女は『travering』のMVを手がけた映画監督と結婚した。
このとき、彼女はたしか19歳。

当時中学生だった私は、
若きポップスターの人生の早さに驚きを隠せなかった。
結婚したからというわけではないが、
3枚目のアルバムからパタリと聞かなくなり、
一時期は新曲をチェックすることから離れていた。
(2枚目までの楽曲は引き続き聞いていた)

しかし活動休止宣言をきっかけにまた聞き始める。
彼女と自分との空白の時間を埋めるように
過去をさかのぼって、楽曲を聴き耽った。

『Good Bye happiness』のMVを初めて見たときのことは忘れない。
今までの自分の活動を走馬灯のように振り返り
最後部屋から出て行く彼女の姿をみて、
画面の向こうの哀愁に心を打ち抜かれて私は、
「First Love」以来2度目の震えを感じた。
この曲に漂う孤独感、そして哀しさはなんなのか。


So good bye happiness
なにも知らずにはしゃいでた
あの頃へはもう戻れないね
それでもいいの Love me
(『Goodbye happiness』より抜粋)

今回再婚したと聞いて、
リスナーとして、いちファンとして、
うれしい知らせ。
しかしながら
私のアイドル宇多田ヒカルに対する思いは変わらない。
離婚しようがイタリア人のバーテンと再婚しようが変わらない。
俺は絶対に宇多田ヒカルに会いに行く!
会いにいってハグするその日まで私は死なない!

2014年2月5日水曜日

『チョコレイトいずこ』完成までの道のり!の巻

むかし大学休学して学費稼ぐ為に
デパートの催事場でバイトしてたんだけど、
バレンタインデーになると催事場は、
ゴディバやらモロゾフやらロイズやらの
綺麗に包装された宝石のようなチョコレイトが、
ショーウィンドウにズラッと並べられる。
OLが2〜3人で来て「これでいいんじゃない?」と
一番安いチョコを大量に買っていく光景が定番だ。
売り場ではその年にちょうど流行ったPerfumeの
『チョコレイト・ディスコ』が
朝から晩までその1曲がエンドレスリピートで売り場に流れていた。
チョコレイトという概念が完全にゲシュタルト崩壊してしまっていた。
『チョコレイト・ディスコ』を聞くと、
無条件でこのバイトのことを思い出す。

というわけで、
『いもたれーしょん』に続く、替え歌第2弾は、
バレンタイン間近のこの時期にピッタリの歌。
Perfumeの『チョコレート・ディスコ』をもじった、
その名も、

『チョコレイト、いずこ』

制作期間:5日
総作画数:約80枚
使用ソフト:Pixelmator(作画)/iMove(動画編集)/Garageband(録音)
使用機材:Mac Book/Bamboo comic/Zoom H4n


バレンタインデーで自分が体験した実体験をベースに、
脳内妄想とフィクションを混ぜて形にした。
自分の脳みそをさらけ出したけん、
マンガや映画へのオマージュが随所に盛り込まれちょん。
その辺も楽しみながら見てみてちょ!

身内から貰う「お情けチョコ」に関しては、
自分はおかんやったけど、
女兄弟からもらう人もいるやろうなぁ。

オチは最後まで思いつかなくて、
「ループで終わらせるのも面白くないなぁ」と思っていたら、
なんか急に「ターミネーター2」が脳内を横切ったので
すかさず捕まえて具現化した。

実際、
何ももらえなかった日にゃ、
「タクシードライバー」のトラビス並にスサむよなぁ。
無理矢理おみくじ引かされて、
それが末吉だった、みたいな気分にさせられるんよ。

高校生の頃は、
無駄に放課後とか男友達と教室に残ってたりしてたなぁー。
「帰ったら終了」のイベントだからね!
でも、結局何もないんだけどね!!

この年齢になると、
もうこっちから欲しいっちいうのも恥ずかしくないけん、
最近では、
「14日まで甘いもの食べないで待ってるよ!」とか言って、
女性を煽っていみるが、若干ウザがられる。
やはり普通に過ごしておくのが無難なんだろうけど、
キャラ的に無理なんだよなーw

バレンタインもあと9日になり、
いつも通り店先には山ほど積まれたチョコレイト。

義理チョコ大歓迎!
私は「期待してる男の子」ですよ〜!!w



2014年2月1日土曜日

『カラオケで気付くPOPソングの力!』の巻

先日バイト先でカラオケいった。
みんな遠慮して曲を入れようとしないため、
自分がどんどん曲を入れてみんなを煽って歌わせるという
なんとも奇妙なシステム。
みんなこういう時は頑に一歩引くからなぁ。
だから私の役割は、
みんなが歌えそうでかつ、みんな知ってる曲を
そのときのメンツを見ながら、
盛り上がりの強弱も考えながら、
曲を入れていく。
なんかDJみたいなことしてるなぁっち思った。
大体POPフィールドの誰もが知っているアーティストの
売れた曲を中心に、時折アニソンなどのマニアックな選曲も混ぜながら
進めていく流れがスタンダードだ。

めちゃめちゃ頭を使うため、酔ってるとできない。
酔っぱらっていたらそんなめんどいことはうっちゃなげる!

カラオケは飲み会の2次会で行くぐらいで、
普段ほとんど行かないのだが、
最近カラオケに行って気付いたことがある。

「日本ですげー売れている曲はどこがそんなにすごいのか」
である。

この話をするときに「FUNKY MONKEY BABYS」を例に出す。

自分はファンモンは当初そんなに好きではなかった。
聞いても全然FUNKYやないし、
日本語RAPのダサい部分だけ抽出したような楽曲やんかと
否定的だった。
が、その考えが変わる出来事があった。

バイト先の2次会でカラオケにいったときのことだ。
このときはかなり飲んでて、前述したカラオケ奉行の仕事も放棄。
椅子にグダッと座ってみんなが歌うのをヘラヘラ見てた。
そのとき誰かがファンモンを入れて歌いだした。(なんの曲か忘れた)
「マツノも歌えよー」という流れでマイクを渡されたが、
USENで聞いたことあるくらいでサビしか知らないレベル。
しかもケッコー酔ってるのでちゃんと声がでる自信もない。
「まぁいいや」と思いマイクを握り歌ってみた。
なんとこれがしっかり歌えて、
しかも歌詞もめっちゃ共感するやん。
すてきやん、っちなった。

つまり何がいいたいかというと、
「どんなに酔っぱらっていても気持ちよく歌える曲」ってすげぇ!
とそのとき気付いた。
古来より「歌」って祭り事の一体感や昂揚を示す自己表現として人々に愛されてきた、
そのルーツを感じた。

カラオケは現代社会人がガス抜きするメインスポット。
だからこそ酔っぱらって気持ちよく歌える曲が指示され売れる。
「毎日辛いけどがんばろう」とかを自分自身が歌うことで
前向きな気持ちになる。
「明日も頑張って働こう」という気持ちにさせる
カンフル剤的機能をそういう曲は潜在的に持っている。
裏を返せばその機能って怖い部分もあるけど、
今回はそのことには触れない。
素直にすげーなと思った。

私は酔っぱらったことにより場末のカラオケ屋で
そのことに気付いた。

ファンモンの楽曲が自分の中で名曲になったのは
このときからだ。


FUNKY MONKEY BABYS 『ヒーロー』


この「ヒーロー」って曲とか仮に私が家族がいたとして、
酔ってカラオケいって家族の前で歌ったら泣いちゃうよ、たぶん。

この会場のおとーさんの目・・・。
家族で観にきちょんのやろーな・・・。

後ろのスクリーンに歌詞でるとかいう
徹底的に民衆に迎合した親切な演出とかみてても関心する。

ちなみにいつも行くバイト先の近所のカラオケ屋は
日本とは思えないほど壮絶な汚さ。
コンテナの中に部屋が作られており、トイレはプレハブ。
壁は穴だらけ、ソファーのバネが尻に当たる。
でも、なんか落ち着くんよ、こういうとこ。
このソファーとかいいよね。
チェーン店では絶対感じられない空間。